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中国の鋼材市況は5月入り後も下がり続け、新型コロナ禍に直面した2020年同時期の水準を下回った。春の需要期の3―4月も建設中心に需要は低迷、政府の経済政策を見込んだ粗鋼の高生産によって需給が緩んでいる。景気対策の効果が表れるまで時間を要するとみられ、 ...
全国コイルセンター工業組合(理事長=小河通治・小河商店社長)によると、2024年度のコイルセンター出荷量は前年度比1・5%減の1331万3661トンと3年連続で過去最低となった。自社販売・受託加工別では、自販が1・9%減の491万5896トン、受託が ...
特殊鋼専業メーカー上場4社の2025年3月期決算(連結ベース)が14日に出そろった。25年3月期は自動車、建設機械の主力需要分野でマーケットが低迷した結果、特殊鋼鋼材の売上数量が減少するケースが多く、利益にマイナス影響を及ぼした。
大手リサイクル企業、鈴木商会グループでASR(自動車シュレッダーダスト)、SR(シュレッダーダスト)のリサイクルを手掛けるSRテクノ(本社=北海道登別市、駒谷僚社長)はこのほど、これまで4工程に分かれていたASR、SRの選別工程を一本化し、稼働を開始 ...
IHIとポールワースの製銑・コークス製造設備の合弁会社、IHIポールワースは独製鋼設備メーカーのSMSグループやIHIの電気炉関連付帯設備の拡販に力を入れる。脱炭素社会の実現に向けて電気炉のさらなる活用が見込まれる中、電極継足装置、自動スラグドア「C ...
三菱マテリアルは14日、2026年3月期の連結経常利益が前期比45%減の330億円になりそうだと発表した。金属事業が為替差などにより6割減益の168億円にとどまる見通し。金属事業は、営業損益段階では58億円の赤字を見込む。そのほかのセグメントの経常利 ...
耐火物大手の黒崎播磨は研究開発のグローバル化を加速させる。これまでは本社をはじめとする日本国内で耐火物などの研究開発を進めていたが、インドでも研究開発部門を拡大させる。主要研究開発拠点を2拠点にすることで、世界中の鉄鋼メーカー、セメントメーカー、非鉄 ...
プレス工業は2025年度に前年度比4割増となる255億円の設備投資を計画する。うち150億円を新規受注や能力増強を目的とした投資に充てる。28年度を最終年度とする中期経営計画で経営目標に掲げる売上高2400億円達成に向け、拡販を一層強化する。地域別で ...
中国の鉄鉱石輸入量は4月に1億313万8000トンと3カ月ぶりに1億トンを超えた。前年同月比1・3%減り4カ月連続減。1―4月合計3億8836万トンと前年同期比5・5%減少したが、2024年の輸入は過去最高だった。鉄鋼企業が高生産を保ち、比較的価格の ...
住友商事と東北大学は14日、二酸化炭素(CO2)とシリコン系産業廃棄物から炭化ケイ素(SiC)を合成する技術開発・実証事業を始めると発表した。使用済み太陽光パネルや半導体製造で発生するシリコン系廃棄物から、パワー半導体などでの需要拡大が見込まれるSi ...
JX金属は14日、5月積み銅建値をトン4万円高の147万円に改定したと発表した。指標となる海外銅相場が続伸し、為替も円安ドル高が進んだことを反映。月内推定平均は145万7200円になった。 最新の産業新聞ヘッドラインをいち早くお届け ...
鉄鋼主力商社7社の2025年3月期連結決算が13日出そろったが、中国の鉄鋼輸出拡大によって国際市場環境が悪化する中、鋼材価格が相対的に底堅く推移した国内を中心に幅広い収益基盤を持つ日鉄物産、岡谷鋼機が4期連続で最高益を更新した。阪和興業はエネルギーや ...